ついにフルスポが出揃ったのでざっくりした感想と個人的に注目のカードについて。


露骨なファクトメタたち
・2マナインスタント、サイクリング付きの《造反者の解放》

・cipでファクト除去するくせに、居座るだけで《霊気池》とサヒーリコンボまで同時に咎めるファクト絶対殺すマン《刻み角》

・赤シングルから多対一交換に持ち込める、下の環境でもワンチャンありそうな《力づく》

・やや重いがエンチャント対策にもなり、サイクリングまで持ってる追放除去と至れり尽くせりの《俗物の放棄》

既存の《グレムリン解放》や《自然廃退》、《断片化》も選択肢に入るとなると、さすがにファクトはバチバチにメタられほとんど生き残れなくなる未来が見える。
この煽りを受けて勝ち筋を《奔流の機械巨人》と《電招の塔》に頼った青系コントロールは別の勝ち筋の搭載を余儀なくされそうな予感。
あ、《キランの真意号》は別です。あいつ除去ってもすぐ2枚目出るし。


神の圧倒的存在感
さすがに目玉サイクルだけあってかなりのハイスペック揃い。特に、

・青単色でも《キランの真意号》が止められ、置物としても極めて優秀。5/5破壊不能飛行で動き出せば速やかに勝負を決める一騎当千のフィニッシャー《周到の神、ネフケト》

・クリーチャー下した《キランの真意号》や環境最強カード《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の+1から楽々殴ってくるガバ顕現条件、接死でファッティによる足止めすら許さない《不屈の神、ロナス》

・赤スライ復権なるか、動き出せば5/4速攻と起動型能力から一瞬で勝負を決めうるダークホース《熱情の神、ハゾレト》

以上3柱は個人的に注目株。

黒は起動型能力がアドアドしいわりに本体についてる能力が威迫なのがいまいち噛み合ってないように見える。どんなデッキで使っていいかわからん。
緑神トランプル黒神接死で調整してたけど緑があまりに強すぎて接死回さざるをえなかった感がすごい

白は悪くないけど顕現条件が全体除去で簡単に破られるうえにゼンギデと同じコスト域なのがややつらい。人間ビートみたいな機体使わない前のめりデッキならワンチャンあるかも?


督励への警戒
パッと見リミテッド能力な督励だが、環境に《永遠の見守り》がある以上構築でも無視できない存在になることは予想される。
さんざっぱら言われてることだが警戒付与とは極めて相性が良く、2ターン目の《栄光半ばの修練者》から3ターン目の《永遠の見守り》は止められなければそれだけでゲームエンドまで見える必殺コンボ。仮に《致命的な一押し》されたとしても、コスト2以下ということで同じく督励持ちの《献身的な門友》、霊気紛争の《改革派の結集者》などから簡単に戦場に戻ってくるので見た目以上に厄介。
白緑の2色なら《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》や《不屈の神、ロナス》などのパワーカードも味方につけることができるので、《永遠の見守り》+督励を主軸に置いた地上戦特化のミッドレンジデッキが環境に上がってくることは想像に難くない。

個人的には赤緑で《ハゾレトの指名》を使った督励デッキがかなりの注目株。
3t《ハゾレトの指名》から続くターンに《ロナスの勇者》を指名して手札から赤ギアハルクを投げる動きはとてもロマンがある。《アーリン・コード》が使えるのも楽しげ。


破壊不能の殺し方
次環境のスタートは
キランハート+ロナス+ギデオン型白緑ビートダウンがTier1、それに追従する形で
・赤単or赤黒ハゾレトスライ
・黒緑《巻き付き蛇》withロナス
・白緑《永遠の見守り》
・マルドゥバリスタ
あたりが出てくると予想。

なんにせよ破壊不能であるロナスと相手ターン中はプレインズウォーカーになるギデオンを絡めた白緑の太い打点に対抗する手段は限られている。ギデへの対策はある程度固定化しているので、次に考えるべきはどうやって破壊不能を持つロナスを突破するか?ということである。

破壊不能を持ったクリーチャーを無力化する方法は大きく5つ。

①生贄に捧げさせる
②マイナス修整をかけて状況起因処理で墓地に置かせる
③墓地以外の領域に除去する(もっぱら追放)
④攻撃もブロックもできなくする
⑤コントロールを奪う

まず①から。
環境内のカードで代表的なのは《リリアナの誓い》か。また、少し変わった手段として戦闘前メインフェイズに《カーリ・ゼヴの巧技》や《世話》などで相手の神のコントロールを一時的に奪ってから《ハゾレトの指名》でそのクリーチャーを指名し、終了ステップに生贄に捧げることで処理するという方法もある。

②。代表的なスタンリーガルのカードは《闇の掌握》か。《熱情の神、ハゾレト》以外は《闇の掌握》単体では倒せないが、-1/-1カウンターと併用することで範囲を広げることができるのが利点。赤のレア、《魂損魔道士》も要チェック。

③。今回白に豊富な追放除去が渡されているのは、おそらくそういうことなのだろう。《賞罰の天使》と《排斥》はどちらもかなり強力。《停滞の罠》も依然として強いのだが、プレインズウォーカーに対処できる点、シングルシンボルである点などから《排斥》に軍配があがると見ている。《過酷な指導者》の存在する赤白アグロであれば《石の宣告》もひとつの選択肢。
地味に白黒トークンなどではたった1マナで追放してしまえる《黙考の時間》も侮れない存在になる。
またマイフェイバリットカード《バラルの巧技》でギデ以外全部返し、《高速警備車》や《反逆の先導者、チャンドラ》の本体火力でギデオンを狙うのは環境次第では悪くなさそう。

④。これはまあ、おそらくあまり使われないと思う。一応《強制的永眠》は久々に登場した2コスの攻撃ブロック封印オーラであり、3コスしかなかった今までよりは多少使えるようにはなった。

⑤。環境内では《慮外な押収》が有力。神はすべて点数で見たマナコストが4以下=《慮外な押収》1枚でコントロールを奪取できることも手伝って、青系コントロールのサイドとしてはかなりの注目株ではないかと思っている。あとは撃つ暇を作れるかどうか。

こんなところだろうか。

キランハート→ロナス→ギデオンラインは相当に強力であり、生半可なミッドレンジは圧倒的暴力の前に粉砕されてしまうことが容易に想像される。《周到の神、ネフケト》は飛行によってギデオンとキランハートを打ち負かすことができ、破壊不能によってロナスを止めることができるため、環境的な立ち位置はかなりいいものになるのではないかと思っている。

おそらく手数の多いデッキにはならないので《バラルの巧技》でかなりの時間を稼ぐことができること、《熱病の幻視》が有効に働きそうなこともあり、次環境の青にはかなり期待しているのである。《暗記+記憶》も青としてはぶっ飛んだ万能除去だし。


個人的注目カード

-白-

・ギデオンの介入
《バラルの巧技》から出る。以上。
特に《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を指定することであのにっくき厚切り肉が5/5で殴りかかってくるのを止めることができ、かつ伝説ではないので複数張りも可能であるという利点を持つ。キャストを封じるのでバウンススペルとも相性がよく、《バラルの巧技》でクリーチャー返しながら返したクリーチャー指定して半永続ロックというシナジーもある。

・黙考の時間
1マナで万能追放インスタントは破格。
ギデや神をゾンビトークンのチャンプブロックから殺すことができるので、白黒トークンを組む理由にさえなるのではないかと思う。

-青-

・周到の神、ネフケト
まあ誰が見ても強い。顕現条件のきつさは実際にデッキ組んでみないとなんとも言えないが、おそらく見た目よりはすぐ顕現するのではないかと思っている。《ルクサの恵み》と各種エルドラージを使った青緑ランプ気味のデッキだったり、《熱病の幻視》で手札増やしながら《非実体化》、《腹背+面従》、《バラルの巧技》といったバウンス・差し戻しスペルで時間を稼ぎつつチャンドラとネフケトで勝つ青赤(t白?)バーンコントロールだったり、サイクリングシナジーや《明日からの引き寄せ》、《知恵の試練》を使って早期の顕現を目指す純正青単だったりといろいろ夢が膨らむ。

・予言により
対策が薄くなりがちなエンチャントであり、3ターン生き残れば確定カウンターを構えながらプレイができる優れもの。とはいえ3マナ払って出すのはやや悠長なのも事実なのでうーむ。環境が遅くなればワンチャン。使うなら《闇の掌握》や《破滅の道》といった色拘束重めの強力な除去を使える青黒か。

・検閲
1マナで構えられなくなったものの、腐る中盤以降はUのみでサイクリングできるなかなかに優秀なカウンター。コントロールミラーでは無能もいいとこだが、マナカーブ通りにきっちり動くミッドレンジ相手にはまあまあ刺さることもあり、かなり期待値が高い。コモンでよかった。

・秘法の管理者
4/4/4飛行がまず優秀。サイクリング誘発であるためスタックにはこちらが後に乗るのがミソ。いざとなったらサイクリングの種にしてカウンター呪文を探しにいけるなど、総じて弱いところがない。尖った性能でもないので意外とスペースないのではないかという懸念はわりとある。

・ドレイクの安息地
《空智の教え》(非クリ呪文唱えるたびに1Uで2/2飛行トークン出すエンチャ)と比べるとあまりの強化っぷりに涙が出そう。
サイクリング誘発なので相手ターン中にも使いやすく、構えるプレイが中心の青との相性が非常にいい。マナを要する点でやや使用感はことなるものの、第二の《つむじ風の巨匠》として活躍してくれそう。

・新たな視点
青単のサイクリングシナジーを中心としたネフケトデッキであればかなりやり手。とはいえ6マナと重く、フルタップで相手にターンを回さなければならないので《予言により》や《神々のピラミッド》でマナの憂いがない状態でプレイしたいところ。

・暗記+記憶
4マナとやや重いものの通常盤面、特にプレインズウォーカーにほとんど触れない青にとってインスタントタイミングの万能除去が弱いわけがなく。《記憶》の面も確実にネフケトをアクティベートできるので悪くないが、やっぱり6マナは重いかなぁというのが本音。

-黒-

・ホネツツキ
Bのみで3/2飛行接死。やばい。
もちろん条件はやや厳しいとはいえ適当に殴って相打ちするだけで軽くなるし、今のスタンには黒神であるバントゥをはじめとしてエルドラージ・末裔・トークンやカリタス、ヤヘンニくん等相性のいいカードがたくさん存在するのでそれほど困ることもないだろう。ものすごい勢いで手札を消費できるので赤と組んでハゾレトやハゾレトの指名を有効活用するのも悪くない。

・悪運尽きた造反者
-1/-1カウンターのスケープゴートとしてとても都合がいい子。2ターン目にこれ出す→3ターン目に《活力の模範》のカウンター押し付けて2/2ゾンビ、死亡したので残り1マナで《ホネツツキ》と動くと盤面に2/2、4/4、3/2飛行が並ぶ。パネェ。
紛争とのシナジーもバッチリあるので黒緑紛争、あると思います。
ふと思ったけどこういうデッキならバントゥ入るのかしら。

・死の権威、リリアナ
さす強。着地即-3でギアハルクを呼び出す動きはもはや暴力である。サイクリングとも相性はいいが、さすがに相性がよすぎるからかサイクリングから出して強そうなカードはそれほどないのが救いか悩みか。奥義とプラス能力からゾンビデッキで、となりそうだが実のところソーサリータイミングでのクリーチャー限定全体除去がそれほど強い環境になるとは思えず、もっぱら-3能力を主軸にデッキを考えることになりそう。

・リリアナの支配
下手するとリリアナ以上の注目株がこちら。
3/3相当のトークンを2体呼び出す=実質6/6相当であり、さらに除去されにくいエンチャントのゾンビロードが残るということでコストぶん以上の仕事は期待できる、ゾンビデッキであればほぼ間違いなく採用される1枚。
地上はこれでかなり止まるので、採用する不朽持ちは空中を止められるか否かで選定したい。

・疫病吹き
3マナ5/4威迫。シンプルに強い!以上!
ほんと弱い要素がないのでいうことがない。《悪運尽きた造反者》から繋ぐと宇宙ってくらい。

-赤-

・血怒りの喧嘩屋
さすがに2/4/3はパナい。ディスカードもハゾレトスライならメリットまであり、活躍に期待が持てる1枚。プッシュはつらい。

・戦闘の祝賀者
《アーリン・コード》から出したい。盤面に他のカードが必要ではあるものの一気に打点を稼ぐことができ、警戒を付与すればこいつ自身も再度殴ることができるため有用。
とにかく《歩行バリスタ》に死ぬほど弱いので環境次第か。

・栄光の幕切れ
新ギデと使うとヤバい。
そうでなくともお互い殴り合う環境であれば1ターンの差が勝負を決めることも多く、フルパンをこれで止めて返しに差し切り、というゲームがあることは十分に考えられる。メインから入るカードではないのでビートダウンのサイドカード向きか。

・過酷な指導者
機体許さないマン。本体スペックはやや悲し目だがそれでも熊だしまあこんなものか。
赤系バーンを組む理由になる1枚ではないかと考えている。プッシュ、ショックにめげてはいけない。

・マグマのしぶき
屑鉄場のたかり屋潰せるだけで◎

・損魂魔道士
赤系バーンを組む理由その2。過酷な指導者と違って果敢を持ってるので本体の殴り性能がある程度高いのもベネ
機体だろうと神だろうと弱体化できるし焼き殺せるが、ギデはダメージ軽減されるので無理。あの厚切り肉め。

・嘲笑+負傷
全ダメージ2倍は激アツ。不用意なフルタップの返しにブチ込めると気持ちよくなれそう。ダメージが軽減できなくなるので新ギデの+1殺しに最適。

・ロナスの勇者
わーいコンボー!な1枚。ほっといてもすぐ除去られるのが目に見えてるので可能であれば速攻を付与して殴りたい。手札から投げる候補は意外と少ないが、個人的に注目株は赤ギアハルク。ライフへの圧が強い赤緑というカラーリングなので火力に化けてもよし、督励によって消費した手札をリカバリーすることになってもよしと相性バッチリ。
ぶっちゃけ環境級ではないと思うけど安くて楽しいデッキが組めそうでよい。

・横断地のクロコダイル
《バラルの巧技》から投げられる。以上。
黒塗りの《高速警備車》の方が基礎スペックは高いがアーティファクトメタ増えるのでこっちも十分選択肢。

・収穫期
《謎の石の儀式》。3枚も加速できれば十分なので見た目よりは現実的。
まあマナ増やしてなにすんのって話ではあるんですけどね。基本土地しか出ないし。《ウェストヴェイルの修道院》持ってきたかったなーーーー

・花粉のもや
第3のフォグ。だからフォグってどうすんのさ。
ひたすらに時間稼いでウラモグにつなげても2枚追放じゃどうにもなんねーってなりそうではある。サイクリング付きで腐りづらいので一応注目はしておく。

・名誉あるハイドラ
一回捨てれば4/6/6トランプル。さすがにデカいしチャンプブロック効かないのは大きい。
ロナスの壁さえどうにかできればなんとか?

・サンドワームの収斂
霊気池から叩きつけるフィニッシャーにどうかなーって思ったものの次環境空中戦主体にならなさそうなんだよなぁ...。一応コントロール相手に着地すればほぼ除去されずに延々稼げるので、って思ったもののウラモグも破壊不能持ってるのでウラモグでいいです。青白コンみたいなデッキが《罪人への急襲》採用するような環境になったらワン。

・シェフェトの大トカゲ
土地を直接出せるのはえらい。ランプならカウンター構えながら相手のエンド時に土地サーチできるので悪くない。最悪6/6/5なので最低限の戦力になるのもよい。ただこいつに割くスペースあるの?っていう。

-多色・ファクト-

・風案内のエイヴン
実際相手にするとなるとかなり厄介な部類。ちょっと重いが不朽持ちなので致し方なしか。
リミテだと最強クラスだが構築戦で出番があるのかは定かではない。

・ルクサの恵み
強いか弱いかではなく好き。青緑ランプは期待の星。

・奇怪なドレイク
何は無くとも3マナでタフ4の飛行である。キランをキャッチできないのはややつらいがブロッカーとしては及第点。長期戦になればパワー6、7くらいは軽く超えるのでフィニッシャーとしても申し分ない。青赤コンの優良生物ポジを確保しそう。

・自然に仕える者、ニッサ
青緑ランプは期待の星。生き物踏み倒しはもちろんだが占術して土地伸ばすだけでもなかなかのやり手。ルクサの恵みのマナ加速面から繰り出してフィニッシャーにもなれるなど1人で3役こなせるスーパースター。

・造反の代弁者、サムト
瞬速で叩きつけて気宇壮大撃てばスパパーン!って勝てる。顕在的防御もなかなか。全体的にKLD期の赤緑エネルギーと相性がよく、基盤を引っ張ってくることでまとまった構築にしやすいのもよさ。

・開拓+精神
《精神》面は墓地からのキャストなので手札の増減的には3ドロー相当。3ターン目飛ばしてまでやることかという懸念はあるものの《開拓》面はそこまでコスパが悪いということもなく、ランプであれば十分に採用圏内。青緑ランプは(ry

・腹背+面従
かの《反射魔道士》を彷彿とさせる呪文バウンス+キャストロック。《腹背》面が2コス、《面従》面が1コスと分割払いである利点がとても大きく、あまり負担をかけずに時間を稼ぐことができる。バウンスした呪文以外も指定できるので汎用性高そう。

・木端+微塵
2マナソーサリー4点火力の時点で相当強いのにライフルーズのオマケ付き。ダメージと比べて《微塵》面はPWに撃てないデメリットはありますがまあ誤差でしょう。
ただ現環境で4点で焼けて3点で焼けない厄介な存在って《守護フェリダー》ぐらいでは? という疑わしさが。《生類の侍臣》や《奇怪なドレイク》が流行らないようなら意外とそこまででもないのかもしれません。

・驚天+動地
使い勝手に優れる全体火力。《損魂魔道士》と組み合わせて全体弱体化というのもありやなしや。
《驚天》面はシングルシンボルのインスタントとこの面だけで見ても《暴風》相当の性能であり、そこに地上火力のおまけがつくのであれば優秀でないわけがないというもの。《動地》面はやや重めだがおまけとしては十分な性能。こちらが使いたければGのみの支払いで《驚天》を唱え、そのまま《動地》を唱えられる柔軟性がオシャレ。

・神々の碑サイクル
調べるのが面倒なので今のところ真剣には考えていないものの、コスト軽減が悪いことをしなかった試しは一度もないので何かしらヤバいデッキはでてきそう。やってることがシンオウルに強い《ロナスの碑》とそれ自体が勝利に直結する《バントゥの碑》、ご本尊の顕現に当たってコスト軽減と誘発型能力のどちらの恩恵も多大な《オケチラの碑》は動向に注目。

・神々のピラミッド
環境が悪いとしか言いようがないし、この環境だからこそ刷られたとも言う。
青いコントロールのマナ受けとして非常に使い勝手がよく、序盤はカウンターを構えておきながら使わなかったマナで石材を増やし、いざ3つ溜まれば土地6、7枚の状況でもメインでビッグアクション取りつつカウンターを構えられる優れもの……なのだがいかんせん環境に溢れることが予想されるファクト対策でついでのように処理されるのでダメ。
サイドに忍ばせてコントロールミラーで投入しつつ打ち合いに備える、というのは選択肢か?

・王神の玉座
初めて見たときはさらっと流したもののよく見ると相当ヤバい。
構築さえちゃんとしてればゴリッとライフを削り取れそうです。
《領事の権限》や《鈍化した脈動》、《刻み獣》を置いてサヒーリコンボをメタった気になってる相手にメイン2でぽいっと放り投げてそのままライフ100万点ルーズ、みたいな動きもなきにしもあらず。


-土地-

・サイクリング2色土地
まあ強い。土地を多めに積んでもマナフラッドを気にしなくてもよく、確定タップインランドであることに目を瞑っていいデッキなら引く手数多ぁ。フェッチから持ってこれるのはモダンよりもフロンティアで影響が大きそう。とりあえず青絡みの2種8枚は集めたいなぁと思ってます。高いのかなぁ。高いんだろうなぁ。

・呪われた者の揺り籠、絡みつく砂丘
こちらもマナフラ受けとして優秀。アモンケットのリミテは土地枚数多めでもいいかも?色マナこそ出ませんがアンタップインなのでテンポロスを気にしなくていいのは非常に大きいのではないかと思います。構築で使われるかは破滅の刻での砂漠プッシュと無色マナの立ち位置次第か。

・大瀑布
好きな色の組み合わせ5点、ということで《ファイレクシアの抹消者》のように特定のシンボルが極めて濃いカードをタッチで使うならなくはないか。とはいえ今環境で単色でトリプル以上のカードってあるのだろうか。破壊不能が生きる局面もほぼないですし、うーむ。微妙。一応覚醒や各種ニッサの能力など、土地のクリーチャー化とは相性がいいので何かしでかす可能性はなくもないです。

・陽焼けした砂漠
サヒーリコンボに合わせて《シェフェトの大トカゲ》サイクリングすれば1点サヒーリに移し替えてコンボ止まります。以上です。
cip能力持ちなのにアンタップインなのは評価に値しそうだが、これが活かせそうなアグレッシブなデッキで色なしの土地に居場所があるとすれば……エルドラージアグロ?


以上です。思ったよりだいぶ長くなってしまった……。
レビューって楽しいですね。またやりたいと思います。

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